「東京校歌祭」は平成5年11月に「東京旧制中学校歌祭」として、発足・開催して以降、今年は23年記念を迎えます。この間いろいろなことがありました。

参加校
第1回目の15校から、第3回目(平成7年)には20校へ、そして第6回目(平成10年)には24校に達しました。また第11回目(平成15年)に賛助会員制度ができ、数校からのご支援をいただきました。

そして第12回目(平成16年)からは、日本寮歌振興会からのご協力があり、旧制高校・大学が寮歌・校歌を歌う特別参加のステージもでき「東京校歌祭」は一層盛り上がりました。

その後、夫々の事情もあり数校が本校歌祭から退会し昨年までの参加校は、残念ながら20校を下回る状態ですが、各方面のご協力をあおぎ参加校増加を見込んでいます。

これまでの参加校の一覧表(PDF)
新聞等への掲載
東京校歌祭は、大手新聞にも毎年のように紹介記事が掲載されてきました。朝日新聞には『あゝいとおし わが校歌』と写真入りで多くのインタビュー記事が掲載され、また東京新聞には『東京校歌祭に登場する校歌の作詞・作曲は、そうそうたる人物が手がけており驚かせる。

例えば、都立千歳高校の校歌は「小さい秋みつけた」や「めだかの学校」などで知られる中田喜直。九段高校は作曲が「赤とんぼ」の山田耕筰・作詞が歌人の与謝野鉄幹、それ以外にも幸田露伴、北原白秋、堀内敬三らの文人・詩人らが並ぶ』と、半ページを使って写真入りで掲載された。そのほか、NHKテレビやケーブルネットワークでの放映もありました。

本番ステージ
司会者より各校の歴史や現状が紹介され、校歌や応援歌を披露する時は、応援団旗やタスキ掛け、羽織はかま姿もあれば、チアリーダーやブラスバンド演奏の団体もあります。伴奏には、ピアノやギターもあればオーケストラもあり、各校様々に趣向を凝らしています。

今年は、校歌・応援歌だけではなく、学校に縁(ゆかり)のある曲として、小学唱歌や童謡などを歌い校歌祭の輪を一層広げていこうという試みもあると思われます。中休みでは「故郷」を、そして最後には「あおげば尊し」を全員合唱します。
役員交代、20周年記念誌
「東京校歌祭」も10年記念を節目に、第11回目から、会長等役員の交代があり、新会長に井上成一様がそして宇津木卯太郎様が就任、故神津康雄様は名誉会長なられました。

またこれらの様々な「東京校歌祭」での歴史や校歌への想いなどを、「東京校歌祭20周年誌」として、参加校・同窓会全員で作成し、平成24年末に出版しました。大変好評です。