「東京校歌祭」は、平成5年11月に第1回「東京旧制中学校歌祭」として、日比谷公会堂で開催されました。そのきっかけは、30数年の永きに続けていた旧制高等学校校歌を中心に毎年開催していた「日本寮歌祭」の弟分として発足したく、故・神津氏(前名誉会長)に相談し、都内の各校に呼びかけ集まりました。

最初は15校でしたが、その後最大参加校24校となり、また10年前からは旧制高校・大学の特別参加もあり、東京校歌祭も年々盛会になりました。

校歌は、各校の理念や理想が歌詞や楽譜に謳い込まれており、長く歌い継がれてくることにより、各校の校風と伝統をつくり、また少年少女時代の人間形成の原点を顧み、素晴らしい青春の日々を想い出します。

校歌や応援歌等を歌うことは、教育の精神や母校愛・友情の絆などにも大きく広がり、大切にしたいものです。

また、東京校歌祭は、ほとんどが現在ある高校の卒業生・同窓会の集まりであり、参加者はステージ上での服装は、各校・団体それぞれ思いの素敵な姿で歌います。また、旧制中学や新制高校の校歌のほか愛唱歌を歌う学校・団体もあります。

東京校歌祭のスタートをきっかけに、熊本県では「ひのくに校歌祭」が、また神奈川県では「青春かながわ校歌県では「青春かながわ校歌が開催され、校歌祭が全国に広まりつつあります。